塩尻市議会 > 2009-02-24 >
02月24日-01号

  • "核施設"(/)
ツイート シェア
  1. 塩尻市議会 2009-02-24
    02月24日-01号


    取得元: 塩尻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-26
    平成21年  3月 定例会        平成21年塩尻市議会3月定例会会議録                第1号----------------------------------- 平成21年塩尻市議会3月定例会が2月24日午前10時塩尻市役所議場に招集された。-----------------------------------          平成21年2月24日(火曜日)-----------------------------------             議事日程(第1号)                  平成21年2月24日午前10時開議第1.会議録署名議員の指名第2.諸般の報告第3.会期の決定第4.提案理由総括説明及び各議案説明 議案第1号 塩尻市一般職の職員の給与に関する条例及び塩尻市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例   第2号 塩尻市個人情報保護条例の一部を改正する条例   第3号 塩尻市立保育所条例の一部を改正する条例   第4号 塩尻市高齢者祝金条例の一部を改正する条例   第5号 塩尻市基幹型在宅介護支援センター条例を廃止する条例   第6号 塩尻市介護保険条例の一部を改正する条例   第7号 塩尻市柏茂会館条例の一部を改正する条例   第8号 塩尻市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例   第9号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例   第10号 塩尻市都市公園条例の一部を改正する条例   第11号 塩尻市公共下水道条例の一部を改正する条例   第12号 塩尻・朝日衛生施設組合規約の変更について   第13号 市道路線の廃止及び認定について   第14号 平成21年度塩尻市一般会計予算   第15号 平成21年度塩尻市国民健康保険事業特別会計予算   第16号 平成21年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算   第17号 平成21年度塩尻市老人保健事業特別会計予算   第18号 平成21年度塩尻市用地先行取得事業特別会計予算   第19号 平成21年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計予算   第20号 平成21年度塩尻市介護保険事業特別会計予算   第21号 平成21年度塩尻市簡易水道事業特別会計予算   第22号 平成21年度塩尻市国民健康保険楢川診療所事業特別会計予算   第23号 平成21年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計予算   第24号 平成21年度塩尻市水道事業会計予算   第25号 平成21年度塩尻市下水道事業会計予算   第26号 平成21年度塩尻市農業集落排水事業会計予算   第27号 平成21年度塩尻市駐車場事業会計予算   第28号 平成20年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)   第29号 平成20年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)   第30号 平成20年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)   第31号 平成20年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)   第32号 平成20年度塩尻市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)   第33号 平成20年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)   第34号 平成20年度塩尻市下水道事業会計補正予算(第3号)   第35号 平成20年度塩尻市農業集落排水事業会計補正予算(第3号) 報告第1号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について     -------------------------◯出席議員(24名)   1番  中野長勲君           2番  金子勝寿君   3番  山口恵子君           4番  牧野直樹君   5番  石井新吾君           6番  古畑秀夫君   7番  金田興一君           8番  永井泰仁君   9番  森川雄三君           10番  青柳充茂君   11番  小野光明君           12番  中原巳年男君   13番  鈴木明子君           14番  今井英雄君   15番  五味東條君           16番  中村 努君   17番  丸山寿子君           18番  柴田 博君   19番  塩原政治君           20番  太田茂実君   21番  永田公由君           22番  古厩圭吾君   23番  白木俊嗣君           24番  中原輝明君◯欠席議員(なし)◯欠員(なし)     -------------------------◯説明のため出席した者   市長       小口利幸君    副市長      青木俊英君   収入役      西窪道夫君    教育委員長    百瀬哲夫君   代表監査委員   荻上弘美君    教育長      藤村 徹君   農業委員会長   原  知君    総務部長     中野達郎君   協働企画部長   長尾進一君    市民環境事業部長 川上惠美子君   福祉事業部長   樋口千代子君   経済事業部長   米窪健一朗君   建設事業部長   古川吉徳君    こども教育部長  御子柴敏夫君   生涯学習部長   大和清志君    水道事業部長   石井達郎君   庶務課長     成田 求君    秘書広報課長   高木仁樹君     -------------------------◯事務局職員出席者   事務局長     酒井正文君    事務局次長    中島 誠君   議事調査係長   木下博治君     -------------------------            本日の会議に付した事件議事日程(第1号)記載事件のとおり                        午前10時00分 開会     ------------------------- ○議長(中野長勲君) 皆様おはようございます。 これより平成21年塩尻市議会3月定例会を開会いたします。ただいまの出席議員は24名で、定足数を超えておりますので、直ちに会議を開きます。 お手元の議事日程により、議事に入ります。     ------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中野長勲君) 日程第1 会議録署名議員の指名をいたします。会議規則の定めるところにより、3番 山口恵子さん、4番 牧野直樹さん、5番 石井新吾さんを指名いたします。     ------------------------- △日程第2 諸般の報告 ○議長(中野長勲君) 日程第2 諸般の報告をいたします。事務局長から報告させます。 ◎事務局長(酒井正文君) 御指名がございましたので、報告を申し上げます。 12月定例会において可決されました、安心の介護サービスの確保を求める意見書につきましては、内閣総理大臣初め関係機関に提出をしましたので、御了解願います。 次に、お配りしてあります書類について申し上げます。議事日程、3月定例会会期及び審議日程(案)、本定例会において説明のため議会へ出席を要求した者の氏名、及び陳情の処理方針についてであります。 報告関係では、12月1日から2月23日までの事務報告及び議長会関係報告であります。 以上でございます。     ------------------------- △日程第3 会期の決定 ○議長(中野長勲君) 日程第3 会期の決定についてを議題といたします。議会運営委員長の報告を求めます。9番 森川雄三さん。 ◆議会運営委員長森川雄三君) 〔登壇〕 皆さん、おはようございます。御指名がございましたので、塩尻市議会3月定例会の議会運営につきまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。 過ぐる2月17日付、塩尻市告示第4号により、3月定例会が本日2月24日に招集されることが告示されました。よって、2月17日に議会運営委員会を開催いたしまして、本定例会の会期及び審議日程について協議をいたしました。 本定例会に市長から提案されました議案は、条例案件11件、事件案件2件、予算案件22件、報告案件1件の計36件であります。したがいまして、会期は2月24日から3月19日までの24日間と決定いたしました。 次に、審議日程を申し上げます。本日24日は、提案理由総括説明及び各議案の説明を受けます。明日25日から3月2日までは議案調査のため休会といたします。3日に本会議を再開いたしまして、3日から5日は一般質問及び各議案に対する質疑を行います。 なお、この3日間につきましては塩尻市議会会議規則第9条第2項により、会議開始時間を午前9時30分といたします。 6日、並びに9日から13日は常任委員会審査、16日は特別委員会審査を行います。この間7日、8日及び14、15日は休会といたします。17、18日は、委員長の審査報告取りまとめのため休会といたします。 そして19日に本会議を再開し、委員長の審査報告、質疑、討論、採決という日程で、3月定例会の議事運営をしてまいることに決定いたしました。 なお、質問通告書の提出につきましては明日25日午後2時までといたしましたので、議員各位の御協力をお願いいたします。 以上、申し上げまして議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(中野長勲君) お諮りいたします。本定例会の会期及び議事運営については、議会運営委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中野長勲君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日より3月19日までの24日間として議事運営をしてまいることに決定いたしました。     ------------------------- △日程第4 提案理由総括説明及び各議案説明 ○議長(中野長勲君) 日程第4 提案理由総括説明及び各議案に対する説明を受けます。 議案第1号から第35号まで、並びに報告第1号の計36件を一括議題といたします。件名につきましては、お配りの議事日程に記載してあるとおりであります。 これより市長から提案理由の説明を求めます。 ◎市長(小口利幸君) 〔登壇〕 開会に当たりまして、ごあいさつ申し上げます。 平成21年塩尻市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には、何かと御多用のところを御参集賜り、御礼を申し上げるところであります。 今定例会に、平成21年度予算案を初め関係議案を提出するに当たり、私の市政運営に臨む所信の一端を申し上げ、議員並びに市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと願うところでございます。 私は、常に開かれた市政、市民全員参画による市政運営を基本に据え、「活力、ゆとり、協働」を理念として、改革と創造そして挑戦することにより、本市が目指すところの都市像「ともに築く自立と創造の田園都市」の実現に向け、全力を傾けているところであります。 しかしながら、昨年末から未曾有の経済不況となっており、大変憂慮しておるところでございます。国の2月の月例経済報告では、「景気は、急速な悪化が続いており、厳しい状況にある。先行きについては、当面、悪化が続くと見られ、急速な減産の動きなどが雇用の大幅な調整につながることが懸念される。」とされております。 本市におきましても、1月末の景気動向調査では、自動車、デジタル家電、産業機械、光学機械などすべての業種で生産調整が行われており、受注引き合い、収益、資金繰り、雇用とも業種業態にかかわらず大幅に悪化しております。こうした状況はあらゆる分野に及んでおり、危惧しているところでございます。 一方、雇用情勢は、ハローワーク松本管内有効求人倍率は0.81と16カ月連続して下降しております。市職業相談室では、若年層を中心に求職相談者が急増し、12月と1月の2カ月で3,108人と前年比1.6倍に増加しております。 こうした状況の中、金融機関や信用保証協会と連携して、緊急融資保証制度の積極活用を図り、1月末時点で前年の10倍を超える150件の取り扱いを行っております。今後も引き続き、迅速かつ円滑に低利な市制度資金の供給に努めるとともに、企業訪問、相談活動を一層積極的に実施し、企業活動の継続を支援してまいります。 さらに、国が実施する定額給付金交付の機会をとらえて、市商業連絡協議会が実施する「総額2億円の20パーセントプレミアム商品券」の発行による施策の相乗効果により、地域内の消費需要を喚起してまいります。 1930年代の世界恐慌以上とも言われる経済危機に際して、国・県と連携する中で、財政、経済、福祉などのあらゆる面で積極的な施策を展開し、地域経済と市民生活を守るためにあらゆる努力をしてまいりたいと考えております。 次に、市政を取り巻く諸課題につきまして、その後の状況について概略を申し上げます。 まず初めに、私が市長就任以来、緊急かつ最重要な課題と位置づけ、集中的に取り組んでまいりました中心市街地の活性化について申し上げます。 核施設となります(仮称)市民交流センターに関しましては、昨年12月に起工式を行い、再開発組合とともに現場の施工監理に万全を期しながら、平成22年春のオープンを目指して建設を進めております。また、ソフト面につきましても、創造会議を中心に検討をいただき、運営管理方針をもとに、運営体制や市民の皆様との協働の仕組みづくりを検討してまいりました。明日25日には、そのサポート組織である「えんぱーくらぶ」が設立の運びとなっております。 今後も、お寄せいただきました御意見や施設への期待を大切にする中で、「えんぱーく」が掲げる基本コンセプト、「知恵の交流を通じた人づくりの場」の実現を目指してまいります。 このほかの中心市街地活性化事業につきましては、市域全体における都市環境の整備改善、都市機能の向上及び地域産業の振興に関する諸事業を行うことを目的としいたしました「塩尻市振興公社」を設立し、基本計画に定めた事業の受託や用地の先行取得などを行い、民間事業を支援しつつ、計画の実現を図ってまいります。 新体育館につきましては、「飛び込み市民会議」を全地区で御協力をいただきながら開催することができ、新体育館の建設候補地及び規模・内容について説明し、御意見をお聞きするとともに、アンケート調査を行ってまいりました。このアンケート調査結果では、多数意見として、建設候補地につきましては中央スポーツ公園エリア、規模・内容につきましては縮小した方がよい、という意見でございました。 一方、塩尻市体育館建設研究会からは、「飛び込み市民会議」のアンケート結果等も含めて、さらに研究を進めた結果、中央スポーツ公園エリア開発誘導エリア総合グラウンドエリアの3カ所を建設候補地として絞り込み、規模としては延床面積を当初案より圧縮した内容の報告書を、1月19日に受け取りました。 以上のことを十分尊重し、財政状況等もあわせて考慮する中で、新体育館の第一建設候補地は、中央スポーツ公園エリアとし、規模・内容につきましては、延床面積を8,200平方メートル以内として方向づけをいたしました。この場所の適性を客観的データとして把握し、さらに深い議論をしていくための測量調査費を予算計上いたしました。その調査結果を議員並びに市民の皆様方に公表し、間違いのない方向づけができますよう準備をしてまいります。 次に、平成21年度予算案の概要について申し上げます。 さきに申し上げましたとおり、景気局面は一気に後退して、実体経済や雇用問題に大きな影響を及ぼしております。平成21年度においても引き続き世界的な景気後退が懸念され、景気の下降局面はさらに厳しく、長引く可能性があると言われており、将来の財政運営への影響が強く懸念されております。 こうした中で、平成21年度は本市にとりまして「第四次塩尻市総合計画前期基本計画」の最終年度となり、前期5カ年の総仕上げとともに後期基本計画につなげる重要な年となるため、継続事業の早期完成を図り、新たな重要事業及び緊急を要する事業に取り組むため、予算化したところであります。 また、これらに加え、現下の経済状況を踏まえ、商工業者への金融支援や雇用対策、地域経済の活性化などを踏まえた予算とし、このうちの一部の事業につきましては、国の第二次補正予算に対応して、今回上程の3月補正予算に前倒しで計上したところであります。 一般会計予算案の概要につきましては、歳入では、市税は個人市民税のうち、特に営業所得や農業所得への影響が懸念されるところでありますし、法人市民税につきましては、急激な景気の落ち込みにより、相当な影響を考慮しなければならない状況であります。また、固定資産税においても評価がえによる減額を考慮せざるを得ず、その他軽自動車税たばこ税等につきましても、減額を見込まなければならないなど、市税すべてにおいて前年度を下回る大変厳しい状況となっております。 地方譲与税及び各交付金につきましては、地方財政計画においても総じて減額の方向にありますが、地方交付税につきましては、景気の悪化に伴う税収の落ち込みや、地方の必要経費が増加していることを踏まえ、国では臨時財政特例債とあわせ、平成20年度を上回って増額確保することとしており、本市も増額の見込みとしております。 その他の財源につきましても、積極的な確保に努めたところであり、なお不足する財源につきましては、財政調整基金等からの繰り入れにより対応したところであります。 一方、歳出につきましては、多様化、高度化し、広範にわたる市民要望に対しまして、事業の必要性、緊急性等を十分に検討して事業選択するとともに、経常経費につきましては、各事業部への枠配分とするなど、一層の経費削減に努めたところであります。 こうした中で、継続する建設事業がピークを迎える年となりますが、これらにつきましては早期完成を優先することとしており、主なハード事業としましては、継続事業では、市民交流センター開設計画推進事業大門中央通り地区市街地開発事業まちなか環境整備事業、塩尻駅周辺整備事業道路新設改良事業まちづくり交付金事業の塩尻駅周辺地区整備、広丘駅周辺整備事業市営住宅建設推進事業学校施設耐震改修事業などであり、新規事業としましては、防災行政無線整備事業広丘東保育園建設事業広丘小学校屋内運動場改築事業などでございます。 また、ソフト事業につきましては、施策の一層の工夫と充実を図るためのブラッシュアップ事業とあわせ、継続事業については、妊婦一般健診調査事業雇用対策事業中小企業融資あっせん事業地域ブランド推進事業、病児・病後児保育事業元気っ子応援事業特別支援教育支援員配置事業などであり、新規事業といたしましては、(仮称)市民交流センタークロスオーバー事業認知症高齢者支援事業遊休荒廃農地総合対策事業振興公社出捐金などでございます。 こうした結果といたしまして、平成21年度一般会計当初予算案は、歳入歳出それぞれ269億8,000万円となり、前年度対比7億1,000万円の増、率にいたしまして2.7パーセントの増となりました。 なお、一般会計に九つの特別会計と四つの公営企業会計を合わせました予算の総額では、429億2,136万8,000円となり、前年度対比17億7,792万7,000円、率にいたしましては4.0パーセントの減となったところでございます。 それでは以下、主要事業について第四次塩尻市総合計画の施策大綱に沿って、項目ごとに概略を申し上げます。 まず初めに、豊かな心をはぐくむ教育文化のまちづくりについて申し上げます。 まず、「教育再生について」でございますが、20世紀後半には、物質的豊かさの向上を目指す余り、その弊害といたしまして「人の心の荒廃」が問題化されておりました。 これを時代背景といたしまして、現在は、「心の豊かさ」を追求する時代となっており、私は市長就任以来、「学びの心」「責任の心」「思いやりの心」を大切に各世代が自覚し、市民全員参加で「豊かな心をはぐくむ文化都市」の形成に向け、市政を推進してきているところでございます。 この中で、「心の豊かさ」の復活再生のためには、市民一人一人の豊かな人間性の向上に最も関係の深い教育行政のさらなる充実が重要であり、次世代の塩尻市を担う世代の育成を最重要課題であるととらえ、「教育再生」を掲げさせていただいたところでございます。 難しく長い道のりであるとは承知しながらも、まず、具体的な一例といたしまして教育委員会、「えんぱーく」との連携のもと、「読書から始まる人づくり」に取り組んでまいりたいと考えております。 すべての児童、生徒への学習の機会を提供する環境づくりについてでございますが、小学校から中学校への特別支援教育の充実を図るため、小学校への特別支援講師の配置を進めてまいりました。平成21年度には新たに中学校への支援体制の拡充を図ってまいります。 学校、保育園の安心安全対策の推進につきましては、園舎・校舎の耐震工事を、従来の計画を前倒しして、建てかえ予定の建物を除き、平成22年度で完了する計画で設計及び工事を進めるとともに、広丘小学校体育館の設計と広丘東保育園の工事に着手してまいります。 特色ある教育の実施につきましては、来年度から新しい学習指導要領移行期として、小学校では、算数・理科・5、6年における外国語活動、中学校では、数学・理科などが先行実施されることになっており、本市においては、教室の改修、理科備品など教育設備の整備を進めてまいります。 小学校5、6年の外国語活動が必須化されることについて、各地で担任が外国語活動に取り組むことについて課題もあるやに聞いておりますが、本市におきましては、既に平成14年度から実施している国際理解教育が定着しており、問題なく移行できるとお聞きして、安堵しているところであります。 食育教育の推進につきましても、食の安全・安心を進め、地産地消の拡大を目指して、米飯給食を週3回から4回に拡大し、小規模校においては、自校炊飯による米飯給食の拡大を進めてまいります。 次に安心して暮らせる福祉のまちづくりについて申し上げます。 地域福祉の推進につきましては、平成22年度からの「第二次塩尻市地域福祉計画」の策定に向けて、無作為抽出いたしました1,000人を対象とした、市民アンケート調査を昨年秋に実施しました。配布・回収について、民生児童委員の皆様の御協力をいただき、87.4パーセントの高い回収率を得たところでございます。 この市民アンケートの結果や、地域福祉推進協議会等での意見を踏まえ、市民、事業者、社協、行政がそれぞれの役割を分担しながら、協働して実行できる地域福祉計画の策定を目指してまいります。 「安心して生み育てられる環境をつくる施策」についてでございますが、幅広い子育て支援を展開する計画であります「元気っ子育成支援プラン」、これが平成21年度に前期計画の最終年度を迎えますので、現在までの進捗状況を検証しながら、子育て家庭の育児や生活全般を適切に支援するための後期計画を策定してまいります。 介護保険事業につきましては、平成21年度から平成23年度までの第4期の事業計画の策定に当たり、第3期でにおける実績をもとに、高齢者や要介護・要支援者数等の推計及び介護サービス介護予防サービス地域支援事業等サービス量を算定いたしました。 保険料の設定に当たっては、現行の7段階を、3段階ふやし10段階といたしまして保険料額を算定いたしました。第4期の介護報酬改定に伴う保険料の上昇分を抑制するための国交付金を充て、1カ月当たりの保険料の基準額は4,250円、現行と比べ6.8パーセントのアップであります。今後とも、介護サービス等の充実に努め、保険者として介護保険事業のより安定的な運営を図ってまいります。 また、第4期計画におきましては、地域包括支援センターを、北部エリアに新たに1カ所整備するとともに、小規模多機能型居宅介護及び認知症高齢者グループホーム等の施設整備を進めてまいります。 国民健康保険につきましては、大幅な医療制度改正の中において、安定した財政運営に努めてまいりましたが、景気後退による国保税の減収などにより、大変厳しい状況が今後も予想されますので、医療制度改正後の状況等を的確に把握する中で、平成21年度以降において国保財政健全化計画の策定をしてまいります。 両小野国保病院の今後の運営につきましては、経営研究委員会の答申内容を踏まえた検討を行っておりましたが、医師1人から、この3月末をもって退職届が提出されたことから、医師1人、12床の有床診療所に転換する方向で進めております。引き続き経営の安定化に努めて努力してまいります。 なお、医師不足等による産婦人科の休止が全国的にも問題になっておりますが、本市におきましても、医師の体調不良により桔梗ケ原病院が3月末をもって産婦人科を休止することになりました。一刻も早い再開を願うとともに、身近で安心して分娩ができる環境づくりに向け、保健所や地元医師会など関係機関に御支援をお願いしているところでございます。 また、市民の皆様の健全な食生活の実現と心身の健康の増進を図るために、国・県の「食育推進計画」を受け、「塩尻市食育活動推進プログラム」を市民参画により策定いたしましたので、広く周知を図るとともに市民活動として展開をしてまいります。 次に、環境と共生するまちづくりについて申し上げます。 自然環境の保全、廃棄物の適正処理や地球温暖化防止等、地球環境に関する取り組みは、市民一人一人や事業所、行政等が連携した施策の展開が一層求められておりますので、その状況を踏まえ、現状分析を十分に行う中で、持続可能な循環型社会の構築に向け「塩尻市環境基本計画の後期計画」及び「ごみ処理基本計画の後期計画」を作成してまいります。 資源を大切にする社会づくりの取り組みでは、従来、埋め立て処分としておりました小型家電類と化粧品のガラス瓶を、資源物化処理が可能となりましたので、分別区分を変更し、一層のごみの減量化と資源化を進めてまいります。現在、市民の皆様がスムーズに移行できますように、地区説明会を実施しているところであります。 また、稼働から18年を経過し、老朽化が進んでおりますクリーンセンターの大規模改修を、平成22年度、23年度に予定しており、平成21年度には基本設計及び実施設計を行ってまいります。 森林の保全につきましては、引き続き各種の補助事業を活用して、全市的な森林整備を進めるとともに、楢川地域においては、水源涵養機能の保全を図るため、「森林整備保全重点地域」として県の指定を受け、重点的に整備、保全に努めてまいります。 次に、安全で機能的なまちづくりについて申し上げます。 デジタル防災行政無線の整備についてでございますが、平成21年度から着手し、平成22年度末完成をめどに進めてまいります。この防災行政無線は、市内各所に設置する屋外拡声器から、災害時や緊急時における防災・災害などの情報を瞬時に、広く市民の皆様に伝達しようとするもので、防災対策上極めて重要な役割を持つシステムであります。今後、詳細設計につきましては、基本計画策定後、総務省信越総合通信局など関係機関との協議を進める中で、議会や地域の皆様方にも御相談申し上げ、塩尻市にふさわしいシステムを構築してまいりたいと考えております。 機能的なまちづくりについてでありますが、本市の都市計画の基本方針となります「塩尻市都市計画マスタープラン」及び「塩尻市緑の基本計画」の策定を進めているところでありますが、3月には、計画素案について市民の皆様から意見募集を行い、6月までに計画策定を行ってまいります。 都市施設の整備面では、この2月、緊急経済対策の一環として広丘駅東西広場の工事を追加発注し、平成22年3月の完成を目指しておるところでございます。都市計画道路高校北通線につきましても、同時期の全線開通に向け、整備に取り組んでおるところでございます。 交通体系整備のかなめであります、国道19号の四車線化につきましては、平成20年度までに約1,900メートルの整備が終了し、現在、エプソンから南側、約900メートル区間において、用地買収、補償対応が完了した箇所から電線共同溝整備の工事に着手しており、平成22年3月の完成を目指し、事業が進められております。 県道関係では、上今井洗馬停車場線の第2期工事が着手となり、原洗馬停車場線は、郷原交差点南側約170メートルの改良工事が20年度中に着手の予定であります。また、松本塩尻線につきましては、物件調査及び用地買収等が進められており、楢川岡谷線上田バイパスについては、平成21年度用地買収が予定されております。 次に、快適でうるおいのあるまちづくりについてでございますが、21年度は床尾団地建てかえ事業の最終年度であるため、全体計画9棟62戸の完成を目指し、第5期工事として1棟6戸と集会所の建設を進めてまいります。 次に、上水道についてであります。「将来にわたり持続可能な上水道事業であり続けること」を基本方針に掲げ、「安全でおいしい水の安定供給」を行うため、平成21年度は、健全な事業運営に資する水道ビジョンの策定及び公表、基幹施設耐震化推進事業の構築にかかわる耐震二次診断、老朽化が著しい片丘浄水場の更新にかかわる基礎調査等を実施いたします。 簡易水道事業では、昨年10月、最新技術である膜ろ過方式を採用いたしました新楢川浄水場が完成したことから、今後は、連結管路網の構築にかかわる配水管整備を主体に事業を推進し、早期の事業完了を目指してまいります。 次に、下水道事業の汚水処理についてでありますが、平成21年度からは塩尻市浄化センターの第2期分の整備としまして、重力濃縮タンク設備の増設・脱水ケーキホッパー等の整備を予定しております。 積極的な汚水管整備により、集合処理エリアの整備は、他事業等との関連による一部の地域を除き、ほぼ整備が完了いたしまして、平成20年度末の下水道の普及率は、農業集落排水事業も含め、99.8パーセントの見込みとなっております。 雨水排水整備につきましては、JR塩尻駅東地域一帯を排水する、奈良井川右岸五号雨水幹線の整備を重点的に進めており、引き続き関係事業との連携強化を図りながら、雨水幹線整備を積極的に進めてまいります。 両企業会計とも、平成20年度決算見通しにつきましては、市民の節水意識の向上、節水器具の普及等に加えて少子高齢化などにより、使用料収入は近年減少傾向が続いており、大幅な増加を見込めない厳しい状況でございます。その一方で、地方債の元利償還金が年ごとに増加することから、財政運営は予断を許さない状況にありますが、今後とも施設の効率的な管理、計画的な改築、更新等に取り組むほか、適切な財源確保と経常経費の節減等に努め、企業会計の健全かつ安定的な運営を図ってまいりたいと考えております。 次に、創造性に富んだ産業のまちづくりの項目について申し上げます。 まず初めに、「農業再生について」でございます。我が国においては、食料自給率が辛うじて40パーセント台に回復いたしましたが、本市においても、農家の高齢化が進み、遊休荒廃農地が目立つようになってまいりました。また、農産物価格の長期にわたる低迷や生産コストの上昇など、経営環境はかつてないほど厳しくなっております。このままでは、農村活力の低下が懸念されるところであります。 特に、圃場整備や農道の改修など、さまざまな土地改良事業が実施された農地が、有効に利用されていない実態を見るにつけ、非常に残念な思いをしております。幸いにいたしまして、市内でも、定年を迎えた団塊の世代が、遊休農地解消や有効利用を目指す取り組みをする動きが出てきておりますので、これらの動きを大切にし、ボランティアによる遊休地の耕起や、荒廃原野化した農地を再生する事業を支援してまいります。 また、機械利用組合など地域における営農組織活動への支援や中核農家等への農地集積の推進など、農地の荒廃化を防止する施策に、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 本市の農業活性化のためには、中核農家や集団営農組織などに経営資源を集積し、海外や産地間の競争に打ち勝てる産地を形成していくことと、また一方では、地元の農産物を地元で消費したり、都市との交流の橋渡しをすることによって、小規模、高齢化、兼業などの農家が農業を続けられるように、収入や生きがいを求められる環境を整備することが大切でございます。 安全保障や自由貿易など、広範囲の課題を抱える農業政策に関しては、一地方自治体が解決できることは限られているところではありますが、農業者のみならず、JAや地域の営農組織が解決できない部分について、公的な支援を含めて「農業再生」を積極的に進めてまいりたいと考えております。 商工業振興では、厳しい経済状況の中、第二次産業振興ビジョンに掲げました施策を着実に実行することによって、市内産業の活性化を図っております。産業支援施設でございます「塩尻インキュベーションプラザ」を拠点として、信州大学や長野工業高等専門学校などと産学官連携を構築し、ソフトウエアと市内企業が保有する高度精密加工技術との融合や、これらをリードする技術者の育成を進めてまいります。 観光振興についてでございますが、「塩尻ワイン」「ぶどう」「木曽漆器」「奈良井宿」などの地域資源を、マスコミを活用しての情報発信、それにあわせての誘客拡大や販路開拓に努めてまいります。昨年は最高の参加者数で大変好評を博しました「ワイナリーフェスタ」を引き続き開催するとともに、首都圏、中京圏への旅行商品商談会、プレゼンテーションなど積極的な誘客活動を展開してまいります。 また、桔梗ケ原一帯のワイナリー、ブドウ園、平出遺跡などへ誘客を促す散策誘導案内標識を設置し環境整備の充実を図ってまいります。 塩尻ブランドの推進につきましては、1月29日から2月4日までの1週間、長野駅構内で「塩尻ワイン エキナカ・ビストロ」を開催し、「塩尻ワイン」「塩尻食材」「木曽漆器」のPRと、塩尻市の認知度を高めるための取り組みをしてまいりました。 期間中に640名余の方が来店され、満足された声が多く聞かれました。今回、初めての試みといたしまして、7日間という継続したイベントでありましたが、塩尻市の地域資源である「地域産品と食材」とともに観光情報を発信できた効果は、多大なものがあったと考えております。 今後、今回のイベントの成果を生かし、場所や方法などを検討しながら拡大継続して実施してまいりたいと考えております。 次に、自立と自治の市民社会づくりについて申し上げます。 平成21年度は、第四次塩尻市総合計画前期基本計画の最終年度であり、かつまた、後期基本計画策定の重要な年度となります。平成20年度には、庁内策定組織を設置し、アクションプログラムをもとに、施策評価、事業通知表等の評価システムを活用し、前期基本計画における施策及び事業の効果・効率測定を実施してまいりました。 後期基本計画策定に向け、前期基本計画と同様「総合計画審議会」を立ち上げ、市民参画を求め、具体的施策の検討に入るべく、公募委員等の募集や各種団体への委員推薦などに向け、準備を進めているところでございます。 次に、市制50周年記念事業につきましては、実行委員会に策定いただきました事業基本計画に基づき、事業費を予算に計上いたしました。 記念事業は、「はばたけ塩尻、輝く未来へ」をキャッチフレーズとして、9月28日の記念式典、前日の27日日曜日には、ふるさとの祭りのイベントを初め、1年間を通して、既存事業や新規特別事業を織り交ぜながら、工夫を凝らして実施してまいります。 経済情勢を踏まえ、簡素、手づくり感覚での事業実施を心がける一方で、記憶に残る事業の実施に努めるとともに、輝く塩尻の未来、塩尻市の発展を市民の皆様とともに誓い合いながら、未来に向けた第一歩としてまいりたいと考えております。 最後に、本年度の事業の進捗状況と、決算見通しについて概略を申し上げます。 本年度は、景気後退が一段と進む中で、国においては二次にわたる補正予算により、生活支援、子育て応援、雇用対策など各種の対策を図ろうとしております。 これを受けて、本市においては、一次補正において交付された総合対策交付金は、全額平成20年度事業へ充当いたしました。また、二次補正における地方公共団体支援対策の地域活性化・生活対策臨時交付金については、平成20年度事業へ一部充当するとともに、基金への積み立てのほか、21年度事業を前倒しして3月補正予算に計上するなどの対応をしております。 この3月補正には、ほかに定額給付金給付事業及び子育て応援特別手当給付金事業等に関する事業費を計上しておりますが、年度末でもあり、これら5事業を21年度へ繰り越さざるを得ない状況でございます。また通常事業の中においては、全体事業量の増大により4事業を繰越予定であり、合わせまして9事業を新年度へ繰り越す予定としております。 特に、定額給付金につきましては、国において、関連法案が来週以降に議決される予定であり、関連要綱等が国から示されたことなどから、定額給付事業等にかかわる補正予算、10億円余を本議会に提出したところでございます。 また、定額給付金とともに国の第二次補正予算では、子育て応援特別手当もあわせて給付することとなっておりますので、並行して準備を進め、できる限り早い時期の支給に万全を期してまいります。 また、一般会計の決算見通しについてでありますが、国の補正予算地方交付税の増額もありましたが、大変厳しい経済状況であることに留意し、さらに長引くことが懸念される状況等を踏まえまして、不用額等について鋭意精査し、21年度への繰越金の確保や基金への繰り入れ戻しに努めてまいります。 以上、市政運営の基本姿勢と、当面する諸課題及び平成21年度予算案の概要等について申し上げてまいりましたが、元気な塩尻市を未来につなぐため、引き続き市民全員参画による協働のまちづくりに取り組んでまいりたいと考えるところでございます。 以上申し上げまして総括説明といたしますが、今定例会に御提案申し上げました各議案の説明につきましては副市長から申し上げますので、何とぞよろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げるところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(中野長勲君) この際、10分間休憩いたします。                        午前10時47分 休憩                        -----------                        午前10時59分 再開 ○議長(中野長勲君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、各議案について説明を求めます。 ◎副市長(青木俊英君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、本議会に御提案いたしました各議案につきまして、その概要を御説明いたします。 議案は、条例案件11件、事件案件2件、予算案件22件、報告案件1件の計36件でございます。 なお、各議案の内容につきましては、議案関係資料に申し上げてありますので簡潔に申し上げます。 まず条例案件につきまして御説明いたします。 議案第1号 塩尻市一般職の職員の給与に関する条例及び塩尻市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が、平成21年4月1日から施行されることに伴い、職員の勤務時間を短縮することについて必要な改正をするものです。 議案第2号 塩尻市個人情報保護条例の一部を改正する条例につきましては、統計法の全部が改正され、平成21年4月1日から施行されることに伴い、条例で引用している規定を改めるため、必要な改正をするものです。 議案第3号 塩尻市立保育所条例の一部を改正する条例につきましては、贄川保育園を楢川保育園に統合することに伴い、贄川保育園を廃止するため、必要な改正をするものです。 議案第4号 塩尻市高齢者祝金条例の一部を改正する条例につきましては、高齢者祝金の支給対象者を見直すことに伴い、必要な改正をするものです。 議案第5号 塩尻市基幹型在宅介護支援センター条例を廃止する条例につきましては、塩尻市基幹型在宅介護支援センターを廃止することに伴い、塩尻市基幹型在宅介護支援センター条例を廃止するものです。 議案第6号 塩尻市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、第4期介護保険事業計画で見込まれる介護保険の受給者数、介護サービス量等に基づき、平成21年度から平成23年度までの介護保険料を、所得に応じた保険料率にすることに伴い、第1号被保険者の区分及び保険料率を改めるなど、必要な改正をするものです。 議案第7号 塩尻市柏茂会館条例の一部を改正する条例につきましては、塩尻市柏茂会館を指定管理者による管理から市による管理とすることに伴い、必要な改正をするものです。 議案第8号 塩尻市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例につきましては、介護従事者の処遇改善を目的として行われる介護報酬の改定に伴う、介護保険料の急激な上昇を抑制するため、国から交付される介護従事者処遇改善臨時特例交付金を財源とする、塩尻市介護従事者処遇改善臨時特例基金を設置することに伴い、新たな条例を制定するものです。 議案第9号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、建築基準法の一部が平成19年6月20日に改正されたこと、及び長期優良住宅の普及の促進に関する法律が、平成21年6月4日から施行されることなどに伴い、関係する事務の手数料について、必要な改正をするものです。 議案第10号 塩尻市都市公園条例の一部を改正する条例につきましては、小坂田公園フィールドアスレチック施設の撤去に伴い、有料公園施設及び使用料の規定から当該施設を削るため、必要な改正をするものです。 議案第11号 塩尻市公共下水道条例の一部を改正する条例につきましては、下水道排水設備工事責任技術者の登録の有効期間を延長することに伴い、必要な改正をするものです。 次に、事件案件につきまして、御説明いたします。 議案第12号 塩尻・朝日衛生施設組合規約の変更につきましては、塩尻・朝日衛生施設組合管理者から協議を求められた同組合の規約の変更について、地方自治法第290条の規定により、議会の議決をお願いするものです。 変更する内容は、統計法の全部改正が平成21年4月1日から施行されることに伴い、引用している規定を改めるものです。 議案第13号 市道路線の廃止及び認定につきましては、1路線を廃止し、新たに3路線を認定することについて、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により、議会の議決をお願いするものです。 次に、予算案件につきまして御説明いたします。 議案第14号 平成21年度塩尻市一般会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに269億8,000万円とするもので、前年度対比7億1,000万円、2.7パーセントの増であります。 平成21年度の日本経済は、景気の下降局面がさらに厳しく、また長引く可能性があると言われており、地方の実体経済についても一段と厳しくなることが予測される中で、財源の確保には最大限の努力をいたしました。 また、歳出につきましても、行政経費の一層の削減を行う中で、限られた財源を重点的かつ効率的に配分し、各般にわたる市民要望に極力対応しつつ、建設事業などの継続事業がピークを迎えることを踏まえ、これらが速やかに進捗することを重点として、新年度予算を編成いたしました。 以下、主な内容につきまして歳出から申し上げます。 議会費は、2億2,802万3,000円で、前年度対比0.5パーセントの減であります。 総務費は、47億4,396万5,000円で、前年度対比5.2パーセントの増であります。前年度に引き続いて(仮称)市民交流センター取得費や備品購入費などを計上するとともに、市制施行50周年記念事業費や、防災行政無線整備事業費にかかわる経費について新たに計上するものです。 民生費は、64億1,083万8,000円で、前年度対比3.1パーセントの増であります。障害者や高齢者に対する支援を初め、社会保障制度に基づく対象者の増加や、制度改正に伴う各経費を計上するとともに、引き続き、病児・病後児保育事業費や元気っ子応援事業費など、子育て支援にかかわる経費を計上するものです。 また、施設整備においては、片丘北部保育園の耐震補強やリニューアルにかかわる工事費を計上するほか、改築に伴う広丘東保育園建設事業費を新たに計上するものです。 このほかに、国民健康保険事業特別会計介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計などへの繰出金や、後期高齢者医療広域連合負担金を計上するものです。 衛生費は、14億6,340万1,000円で、前年度対比3.4パーセントの増であります。保健衛生にかかわる経費を初め、平成21年度から、妊婦の一般健康診査を従来の5回から14回に拡大するための経費や、新たに小型家電を資源物として回収するための経費などを計上するほか、松本地域における産科医療体制確保のための負担金や、BCGの予防接種を集団接種から個別接種も可能とするための経費について、新たに計上するものです。 このほか、両小野国保病院組合、国民健康保険楢川診療所事業特別会計、水道事業会計及び簡易水道事業会計への繰出金、また、塩尻・朝日衛生施設組合負担金などを計上するものです。 労働費は、2億4,284万5,000円で、前年度対比1.2パーセントの増であります。現下の経済状況にかんがみ、勤労者福祉資金貸付金を増額計上するものです。また、労働者福祉対策事業費、シルバー人材センター事業費、勤労青少年ホーム運営諸経費などを計上するほか、雇用の促進に資するため、労働相談や若年者の就業支援に関する経費について新たに計上するものです。 農林水産業費は、8億3,679万3,000円で、前年度対比1.0パーセントの増であります。野菜の価格安定基金造成に対する両JAへの補助金を初め、有害鳥獣から農作物を守るための農作物等災害対策事業費や、ぶどうの郷づくり等推進事業費、森林の造成、保全にかかわる経費などを計上するほか、遊休荒廃農地の解消を促進するため、遊休荒廃農地総合対策事業費を新たに計上するものです。 商工費は、31億529万1,000円で、前年度対比42.2パーセントの大幅な増であります。現下の経済状況を踏まえ、商工業者の活動に対して支援する商工業振興推進事業費、中小企業者金融支援としての融資あっせん事業費を初め、観光資源ブランド化推進事業費、中心市街地整備事業として大門中央通り地区市街地開発事業費、まちなか環境整備事業費、塩尻駅周辺整備事業費、塩尻駅南地区市街地再開発事業費などを計上するものです。 なお、塩尻ブランドのロゴマークやキャッチフレーズを募集する地域ブランド発信事業費、振興公社設立のための中心市街地活性化推進事業費を新たに計上するものです。 土木費は、30億9,620万3,000円で、前年度対比20.6パーセントの減であります。北部公園整備の終了などに伴い、大幅な減額となりましたが、道路新設改良事業費では地方道路整備臨時交付金事業として、川岸線・マキヤ沢橋工事費、堅石通学線の踏切改良工事費などを、地方特定道路整備事業として、西条線、広丘東通線及び広丘西通線の工事費などを計上するものです。 まちづくり交付金事業の塩尻駅周辺地区事業としては、引き続いて、高校北通線、平出一里塚線などの整備事業費を計上するもので、広丘駅周辺整備事業としては、東西駅前広場整備事業費などを計上するものです。このほか、奈良井のまちなみ環境整備事業費、床尾市営住宅建設事業費及び下水道事業会計繰出金などを計上するものです。また、交通の利便性を確保するため、地域振興バス運行に要する経費や、市内一般住宅の耐震対策事業費などを計上するものです。 消防費は7億8,587万8,000円で、前年度対比0.1パーセントの増であります。松本広域連合への消防負担金、消防団運営交付金などのほか、消防詰所の建設工事など消防施設整備費を計上するものです。 教育費は、25億8,930万3,000円で、前年度対比8.9パーセントの増であります。学校教育関係では、安全支援事業として地域見守りシステム運用委託料や、小学校のうちから英語になれ親しむための小学校英語活動サポート事業費などにかかわる経費を引き続いて計上するものです。また、特別支援員の中学校への配置を進めるとともに、新学習指導要領改訂に向けた事業費を、小中学校ともに新たに計上するものです。 施設整備事業としましては、広丘小学校耐震改修事業費のほか、広丘小学校屋内運動場改築事業費、吉田小学校及び丘中学校の耐震改修事業費を新たに計上するものです。 社会教育関係では、全国短歌フォーラムの開催費、史跡平出遺跡指定地公有化整備事業費の計上のほか、新図書館の開館に向けた図書の購入費、図書館システム構築業務委託料などの事業費を大幅に増額するものです。また、(仮称)高出地区センターの設計委託料や新体育館にかかわる測量調査費を新たに計上するものです。 災害復旧費は、204万6,000円で、前年度対比5.7パーセントの減であります。農業、林業、土木の各施設の災害に備えて計上するものです。 公債費は、32億9,941万4,000円で、前年度対比1.4パーセントの減であります。起債残高の減少に伴い、元金、利子ともに償還金を減額するものです。 諸支出金は、1億6,600万円で、前年度対比25.5パーセントの減でありますが、土地開発公社委託事業貸付金を減額したことによるものです。 以上の歳出の充当財源といたしまして、歳入の主なものについて申し上げます。 市税は、景気の後退により個人市民税法人市民税ともに減額となる見込みであり、また、固定資産税を初め、軽自動車税、たばこ税など総じて減額の見込みであります。市税全体としては95億9,225万4,000円で、前年度対比4.3パーセントの減とするものです。 地方譲与税及び各交付金は、地方財政計画と当市の状況を勘案し、総じて減額見込みとするものです。また、地方交付税では、普通交付税において地域雇用創出推進費が新たに創設されるなど、増額となる見込みであり、特別交付税と合わせ、全体では49億4,000万円で、前年度対比2.7パーセントの増とするものです。 国庫支出金につきましては、29億610万9,000円で、前年度対比33パーセントの大幅増であります。(仮称)市民交流センター取得や中心市街地の整備等にかかわるまちづくり交付金、また、広丘東保育園にかかわるまちづくり交付金、広丘小学校施設整備交付金のほか、障害者福祉、生活保護及び児童手当に関する各負担金などが主なものであります。 県支出金につきましては、9億5,067万9,000円で、前年度対比9.3パーセントの増であります。福祉関係の負担金及び補助金、ふるさと雇用再生特別事業補助金及び緊急雇用創出事業補助金、合併特例交付金、県民税取扱委託金などが主なものであります。 繰入金は、9億7,398万7,000円で、前年度対比19.6パーセントの増であります。増加する行政需要に対応するための基金の取り崩しや他会計からの庁舎管理繰入金などであります。 市債は、35億4,180万円で、前年度対比2.2パーセントの増であります。都市基盤整備等建設事業がピークとなることや、臨時財政対策債が増額となったことによるものです。 以上、款別の主なものについて申し上げましたが、第2表債務負担行為につきましては、それぞれの事項について限度額及び期間を設定するものであり、第3表地方債につきましては、それぞれについて限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を設定するものです。 以上、一般会計についてその概要を申し上げました。 続きまして、特別会計について申し上げます。 議案第15号 平成21年度塩尻市国民健康保険事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも59億9,630万円とするもので、前年度対比1億9,150万円、3.1パーセントの減であります。 内容は、歳出で保険給付費、後期高齢者支援金、老人保健拠出金、介護納付金、共同事業拠出金、及び保健事業費などを計上するものです。 歳入では、国民健康保険税を初め、国・県支出金、療養給付費等交付金、及び一般会計繰入金などを計上するものです。 第2表債務負担行為については、パソコンなどの借り上げについて、限度額及び期間を設定するものです。 議案第16号 平成21年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも161万4,000円とするもので、前年度対比1,000円、0.1パーセントの増であります。内容は、歳出で長期債の元利償還金を計上し、歳入では貸付金元利収入及び一般会計繰入金などを計上するものです。 議案第17号 平成21年度塩尻市老人保健事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも366万円とするもので、前年度対比5億4,744万円、99.3パーセントの大幅な減であります。 平成20年4月から施行された後期高齢者医療制度への移行に伴い、従前の事業の精算のため、本会計は平成22年度まで継続するものであります。 主な内容は、歳出で医療給付費及び医療支給費などを計上し、歳出では支払基金交付金、国・県支出金及び一般会計繰入金などを計上するものです。 議案第18号 平成21年度塩尻市用地先行取得事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも251万円とするもので、前年度対比3万7,000円、1.5パーセントの減であります。 内容は、歳出で用地先行取得にかかわる長期債の元利償還金を計上し、歳入では一般会計繰入金などを計上するものです。 議案第19号 平成21年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも1,731万6,000円とするもので、前年度対比156万6,000円、9.9パーセントの増であります。 内容は、歳出で奨学資金貸付金及び基金積立金などを計上し、歳入では基金繰入金及び貸付金収入などを計上するものです。 議案第20号 平成21年度塩尻市介護保険事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも41億9,943万3,000円とするもので、前年度対比1,009万3,000円、0.2パーセントの増であります。 内容は、歳出で介護認定審査会費、保険給付費、地域支援事業費及び介護サービス事業費などを計上し、歳入では介護保険料、国・県支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金などを計上するものです。 第2表債務負担行為については、パソコンの保守委託について、限度額及び期間を設定するものです。 議案第21号 平成21年度塩尻市簡易水道事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも1億9,831万円とするもので、前年度対比2億1,224万円、51.7パーセントの減であります。 内容は、歳出で施設の維持管理費、配水管等布設工事費、及び長期債の元利償還金などを計上し、歳入では使用料、国庫支出金、市債及び一般会計繰入金などを計上するものです。 第2表地方債については、簡易水道施設整備事業債の限度額、目的、利率などを設定するものです。 議案第22号 平成21年度塩尻市国民健康保険楢川診療所事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも9,793万8,000円とするもので、前年度対比364万2,000円、3.6パーセントの減であります。 内容は、歳出で医業事業費及び長期債の元利償還金などについて計上し、歳入では診療報酬収入及び一般会計繰入金などを計上するものです。 議案第23号 平成21年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出とも5億3,149万円とするもので、前年度対比2,001万円、3.6パーセントの減であります。 内容は、歳出で後期高齢者医療広域連合納付金などを計上し、歳入では後期高齢者医療保険料、一般会計繰入金などを計上するものです。 議案第24号 平成21年度塩尻市水道事業会計予算につきましては、安全でおいしい水の安定供給を図るため、引き続き水道収益の確保と経費の節減、施設の適切な維持管理と計画的な上下水道工事等の施設整備に努めてまいります。 内容は、収益的収入及び支出について、収入総額を14億9,944万3,000円、支出総額を15億1,824万4,000円とするものです。また、資本的収入及び支出について、収入総額を1億3,229万5,000円、支出総額を6億3,076万4,000円とするものです。 議案第25号 平成21年度塩尻市下水道事業会計予算につきましては、下水道による快適な生活環境の安定的な提供を図るため、事業収益の確保と経費の節減、施設の適切な維持管理と計画的な下水道工事等施設整備に努めてまいります。 内容は、収益的収入及び支出で、収入総額を21億9,432万3,000円、支出総額を21億9,155万2,000円とし、資本的収入及び支出で、収入総額を12億7,922万1,000円、支出総額を20億9,367万9,000円とするものです。 議案第26号 平成21年度塩尻市農業集落排水事業会計予算につきましては、下水道による快適な生活環境の安定的な提供を図るため、事業収益の確保と経費の節減、施設の適切な維持管理に努めてまいります。 内容は、収益的収入及び支出で、収入総額を3億3,934万3,000円、支出総額を3億4,140万3,000円とし、資本的収入及び支出で、収入総額を7,645万4,000円、支出総額を2億1,883万5,000円とするものです。 議案第27号 平成21年度塩尻市駐車場事業会計予算につきましては、市街地における道路交通の円滑化、及び駐車の利便を図ることを目的として、駐車場を経営するものであり、年間利用台数は大門駐車場では43万3,000台を、駅前広場駐車場では6万6,800台を見込んでおります。 予算の内容は、収益的収入及び支出で、収入総額を8,425万5,000円、支出総額を6,998万6,000円とするものです。 また、資本的収入及び支出で、収入総額を1,000万円、支出総額を4,260万円とするものです。 なお、収入の不足額につきましては、当年度並びに過年度分の損益勘定留保資金及び繰越利益剰余金処分額で補てんするものです。 次に、補正予算について御説明を申し上げます。 議案第28号 平成20年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出とも15億9,808万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を286億1,646万3,000円とするものです。 歳出の全体的な内容は、事業の確定等に伴う不用額の整理と必要額の増額であり、これに加えて国の第二次補正予算に対応した事業費の計上であります。 まず、総務費では、一般職退職手当の増額、各基金への元金及び利子の積み立てのほか、国の補正予算に対応して定額給付金給付事業費や平成21年度からの前倒し分として(仮称)市民交流センター開設計画推進事業の備品購入費について増額するものです。 民生費では、高齢者等介護予防・生活支援事業費や介護保険事業特別会計繰出金などを減額し、障害者福祉事業費、障害者福祉扶助費及び後期高齢者医療事業特別会計繰出金などを増額するほか、国の補正予算に対応して、子育て応援特別手当給付事業費を新たに計上するものです。 衛生費では、塩尻・朝日衛生施設組合負担金及び簡易水道事業特別会計繰出金などを減額し、両小野国保病院組合繰出金や、市民健康診査の受診者の増に伴い、保健対策事業委託料などを増額するものです。 農林水産業費では、土地改良施設維持管理適正化事業費などを減額し、国の補正予算に対応して前倒しで実施する大井堰等の用水路工事を行う農産漁村活性化プロジェクト支援交付金事業費を計上するものです。 商工費では、大門中央通り地区市街地開発事業費、みちづくりモデル事業費などを減額し、商工業振興対策事業補助金、中小企業融資あっせん保証料補給金を実績に基づいて増額するほか、国の補正予算に対応してプレミアム付商品券の発行を支援する、いきいき経済創出事業補助金を計上するものです。 土木費では、事業費の確定などに伴い、市道新設改良工事費、塩尻駅周辺地区のまちづくり交付金事業費などを減額し、国の補正予算に伴う前倒し事業として維持改良工事費などを計上するものです。 教育費では、事業費の確定などに伴い、学校安全支援事業費、洗馬小学校プール建設事業費、及び史跡平出遺跡指定地公有化整備事業費などを減額するものです。 災害復旧費では、事業費の確定に伴い、公共土木施設災害復旧費及び観光施設災害復旧費について減額するものです。 公債費では、起債の借入条件の確定などにより長期債元金及び利子償還金を減額するものです。 歳入の主な内容は、定額給付金給付事業補助金などの国庫支出金のほか、地方特例交付金、地方交付税、県支出金、及び寄附金などを増額し、基金繰入金及び諸収入を減額するものです。 第2表繰越明許費につきましては、事業の進捗状況に伴う繰り越しのほか、国の補正予算に対応した定額給付金給付事業、子育て応援特別手当給付事業を初め、前倒しした各事業について平成21年度へ繰り越すものです。 第3表地方債補正につきましては、各事業の確定などに伴う限度額などの変更と、新たに起債充当が可能となった事業について、その限度額などを追加するものです。 議案第29号 平成20年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出ともに8,751万4,000円を減額し、予算総額を62億743万2,000円とするものです。 歳出については、老人保健拠出金、介護納付金、及び後期高齢者支援金などを減額し、保険給付費及び保健事業費を増額するものです。歳入では、療養給付費等交付金を減額し、国庫支出金及び前期高齢者交付金などを増額するものです。 議案第30号 平成20年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、予算総額に変更はありませんが、歳入において事業収入として貸付金元金収入を計上し、一般会計繰入金を減額するものです。 議案第31号 平成20年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出ともに8,653万6,000円を減額し、予算総額を41億3,792万3,000円とするものです。 歳出については、居宅介護サービス給付費、地域密着型介護サービス給付費、施設介護サービス給付費、及び居宅介護サービス計画給付費などを減額し、介護予防サービス給付費、及び特定入所者介護サービス費を増額するほか、介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金を新たに計上するものです。歳入では、国・県支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金などを減額し、諸収入及び財産収入を増額するものです。 議案第32号 平成20年度塩尻市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに2,130万9,000円を減額し、予算総額を3億8,924万1,000円とするものです。 歳出では、事業の確定に伴い、工事費などを減額するものです。歳入では、これに伴い、国庫補助金や市債などを減額するものです。第2表繰越明許費については、楢川浄水場建設工事費について、平成21年度へ繰り越すものです。第3表地方債補正は、事業費の確定に伴い限度額を変更するものです。 議案第33号 平成20年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに1,087万8,000円を増額し、予算総額を5億6,237万8,000円とするものです。歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金を増額するとともに、歳入では、保険基盤安定繰入金を増額するものです。 議案第34号 平成20年度塩尻市下水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、支出で9,948万3,000円を減額し、支出総額を22億5,407万4,000円とするものです。内容は、補償金免除繰上償還に伴う営業外費用を減額するものなどです。 また、資本的収入及び支出のうち、収入で890万円を増額し、収入総額を24億3,235万円に、支出で5,931万5,000円を増額し、支出総額を34億858万5,000円とするものです。 内容は、収入で事業費確定に伴う補助金を増額し、支出では、補償金免除繰上償還に伴う企業債償還金を増額するものなどです。 議案第35号 平成20年度塩尻市農業集落排水事業会計補正予算(第3号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、収入で6,076万1,000円を増額し、収入総額を3億4,434万8,000円に、支出で840万円を減額し、支出総額を3億5,087万1,000円とするものです。 内容は、収入では一般会計繰入金の組みかえに伴う営業収益を増額し、支出では施設管理委託等の事業費確定に伴う営業費用を減額するものなどです。 また、資本的収入及び支出のうち、収入で6,034万9,000円を減額し、収入総額を5,632万2,000円に、支出で20万円を増額し、支出総額を2億1,269万1,000円とするものです。 内容は、収入で一般会計繰入金の組みかえに伴う負担金を減額し、支出では、補償金免除繰上償還に伴う企業債償還金を増額するものなどです。 次に、報告案件につきまして、御説明いたします。 報告第1号 損害賠償の額の決定の専決処分報告につきましては、市道のグレーチングが、市道から駐車場へ進入した自動車が乗ったことによりはね上がり、当該自動車の燃料タンクを破損した損害賠償の額の決定について、去る1月13日に専決処分をいたしましたので報告するものです。 以上が、各議案の概要であります。何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 以上であります。 ○議長(中野長勲君) 以上により、本日の日程は全部終了いたしました。 よって、本日の本会議はこれにて散会いたします。まことに御苦労さまでございました。                        午前11時39分 散会...